和歌山県・IRのRFP提案書類の提出期限変更を発表、事業者選定は2021年1月に

JaIR編集部

 2020年6月1日、和歌山県・IR推進室は「『和歌山県特定複合観光施設設置運営事業』提案審査書類の提出期限等の変更について」を発表した。

 和歌山県では、2020年3月30日に「和歌山県特定複合観光施設設置運営事業における事業者公募」を開始していたが、新型コロナウィルス感染拡大と、それに伴う緊急事態宣言発令の影響を鑑み、提案審査書類の提出期限を当初予定の2020年8月31日締切から、2020年10月19日締切に変更した。
また、優先権者の選定を2020年11月中旬としていたが、2021年1月頃と変更した。

 この期間変更は、「緊急事態宣言が発令されていた期間(令和2年4月7日~5月25日(49日間))に相当する期間について延長するもの」であり、「国の動向等により、今後更にスケジュールを変更する場合がある」としている。

 4月7日に7都府県に、4月16日には全都道府県に対して政府から緊急事態宣言が発出され、5月25日に全ての地域で緊急事態宣言は解除されたが、「この間、都道府県を跨いだ移動自粛等の措置がとられたことにより民間事業者における事業活動に制限が生じた状況を踏まえ、今後のスケジュールを変更します。」と説明している。

 和歌山県の発表では、審査書類提出期限が変更となっているが、事業者選定後のスケジュールに変更はなく、2022年春頃に土地の引き渡し、 2025年春頃にIR開業という大枠は同じである。和歌山IRへの参加審査資格は、サンシティグループホールディングスジャパンとクレアベストニームベンチャーズの2社が有しており、6月から事業者と和歌山県との対話が始まる。

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■和歌山県・IR推進室 「和歌山県特定複合観光施設設置運営事業」提案審査書類の提出期限等の変更について(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020100/d00204290.html