<IR用語集・基礎知識> 責任あるゲーミング

JaIR編集部

責任あるゲーミングとは、ゲーミング(ギャンブルサービス)を提供・運営する事業者、およびゲーミングを認可する国・自治体が取り組むべき社会的責任と活動。ギャンブル依存症防止策や未成年のギャンブル防止策、ギャンブルの犯罪行為に対する安全対策、オンラインカジノでのセキュリティ対策といった取り組みを指す。
 
具体的には、各国のカジノ事業者や行政機関が、プレーヤーに依存症や損失のリスクを理解させるための教育や啓発活動、ギャンブル依存症になりつつある人を専門の医療機関につなげる活動、ギャンブル依存症を出さないために決められた時間と予算することを求めるプログラムの導入、ゲーミング施設への入場回数の法規制などに取り組んでいる。
 
日本政府は、公共事業として設置を推進しているIR(統合型リゾート)のカジノにおいて、日本人客のカジノ施設への入場回数を週3日、月10日までに法律で規制している。また、認定するIR事業者に対して、ギャンブル依存症防止への対策を義務付けている。