シーザーズ・エンターテインメントは4月15日、コンサートホールであるシーザーズ・パレスのコロセウムを改修する、技術および設計上の大規模なリニューアル計画を発表した。改修工事は7月初旬に開始し、初秋のリニューアルオープンを予定しているという。
最新鋭の音響システム、可動式照明装置、高解像度LEDビデオウォールを導入。ボトルサービス付きのVIPテーブル、メインフロアの自由席、ラスベガス唯一の自動昇降座席システムも採用する。ジャンルやエンターテインメント体験にあわせて、さまざまな座席配置が可能になるとのこと。
また、同社はコロセウムの運営権を取得し、世界首位のライブ・エンターテインメント・プロモーターであるライブ・ネーションと提携する。2社が手を結ぶことで、アーティストや観客の体験を向上させるとしている。
同社のエンターテインメント担当プレジデントであるジェイソン・ガストワース氏は「今回のコロセウム改修は最高のタイミングといえます。シーザーズとライブ・ネーションの提携により、装いを新たにしたこのシンボル的エンターテインメント・ホールで世界トップクラスのアーティストを迎えられます。ラスベガス最高の劇場がさらに進化します」とコメント。
ライブ・ネーション・ラスベガスのプレジデントを務めるカート・メリエン氏は「レジデンシー・モデル(定期公演)は、ラスベガスのエンターテインメントの新常識となりました。最高のシアターで好きなアーティストのライブを見るために、世界中のファンがラスベガスを訪れます。コロセウムの誕生以来、世界の伝説的なアーティストがこのステージを飾ってきました。この度、シーザーズと提携し、音楽業界のビッグスターを招き、世界に比類なきライブ・エンターテイメントのハブを創り上げていくことを大変うれしく思います」と述べている。