注目を集めた大阪府知事・市長のダブル選挙は、都構想を推進する大阪維新の会が勝利を収めた。この結果、大阪夢洲のIRプロジェクトも一気に加速することになる。
大阪維新の会に所属する前知事の松井一郎氏と前市長の吉村洋文氏は、タッグを組んで2025年の大阪・関西万博と統合型リゾート(IR)の誘致に取り組んできた。JaIRの編集委員を務めるKADOKAWAの玉置泰紀は、今回の大阪選挙の結果についてこうコメントする。
「選挙直前に当時府知事だった松井一郎氏(新大阪市長)にインタビューしたが、一番強調していたのはスピード感だ。夢洲のIRを2025年に開催される大阪・関西万博の前の2024年内に開業させるためには、政府への働きかけが必須となる。大阪の候補事業者選定の早期決定に一気に注力していくのは間違いない」