ハードロック・ジャパン、北海道IRの実現に向け博報堂の栗田朗氏を登用

JaIR編集部

栗田朗氏

 ハードロック・ジャパンは1月6日、博報堂でIR/MICE推進室担当部長を務めた栗田朗氏を、チーフ・パブリック・アフェアーズ・オフィサーに任命したと発表。

 栗田氏は、1983年に博報堂に入社し、国際科学技術博覧会や横浜博覧会開港記念村などの主要博覧会プロデューサーを歴任。同時に、空間プロデューサーとして商業施設開発やリゾート開発、美術館・記念館・ショールームのプロデュースのほか、世界各国のモーターショーをはじめとしたコンベンション・エキジビションビジネスの開発に参画した経歴を持つ。

 2003年にはカジノ・エンタテインメントプロジェクトを設立し、2006年からは同プロジェクトの代表に就任。2013年から博報堂のIR/MICE推進室担当部長として、自由民主党政務調査会と民主党政策調査会でIR講師を務めたほか、経済界や自治体、学術団体でIRについて講演を実施してきた。

 栗田氏は、日本におけるIR施策の成功には、自然共生型かつダイレクトインバウンドを実現する、地方リゾート型IRが優位であると初めて提唱した人物でもあるという。北海道の雄大な自然を存分に取り入れた自然共生型IRの実現を目指してきた同社は、今回の栗田氏の登用で、より一層北海道IRの実現と成功に尽力するとしている。

 ハードロック・ジャパン代表取締役社長の町田亜土氏は、「ハードロック・ジャパンは、全世代の日本人・訪日外国人のお客様が楽しめるグローバルクラスのIR実現に向け成長を続けてきました。栗田は、北海道におけるIR活動に10年以上取り組んでいるだけではなく、様々なビジネスや日本のパブリックアフェアーズでの知識があります。また、中核施設1~3号を構成するMICE施設と文化エンターテインメントの業務に取り組んできました。これらは日本チームのさらなる発展に欠かせない要素です。エンターテインメントを中心にしたIRビジョンや、ハードロックならではのブランドを発信し、ハードロックの日本でのIR実現に向け貢献してくれると期待しています」と述べた。