JaIRが初のリアルイベント開催!テーマは「IRで拡がるビジネス」

大谷イビサ(JaIR編集部)

 2019年12月20日、日本型IRビジネスレポート(JaIR)は「今日から学べるIRビジネスセミナー 『統合型リゾート(IR)で生まれるビジネスチャンスとは?』」と題したリアルイベントを開催した。当日はIRビジネスに関心を持つ30名以上の参加者が角川アスキー総合研究所のセミナールームに参集した。
 

 
 JaIR初となる今回のリアルイベントでは、JaIRの媒体説明の後、東洋大学 国際観光学部 国際観光学科 教授である佐々木 一彰氏が登壇。佐々木氏は、国際観光とIRの関係や日本版IRの特徴などを説明しつつ、IRにおいてどのようなビジネスが拡がるかについて、さまざまなヒントを聴衆に提示した。特にノンゲーミングの分野においては、「ゴールドラッシュのときに儲けたのは金を掘り当てた人だけではなく、ジ-パンやつるはしを提供した会社」といった逸話にあるとおり、周辺領域でもさまざまなビジネスが考えられるとアピールした。

 また、後半はJaIRのメンバーが登壇し、取材や視察で訪問したラスベガス、マカオ、シンガポール、ボストン、韓国などのIR事情を紹介した。3人の講演者の紹介は10~15分程度だったが、基礎知識から現地に行かないと得られない貴重な情報も披露され、興味深いものだった。特に初の都市型IRであるアンコール・ボストンハーバーについては、まちのキャラクターが横浜のIRに似ていることもあり、参加者の関心も高かったようだ。

 今回は質疑応答などの時間は用意されていなかったが、本編終了後はネットワーキングタイムも用意され、登壇者や関係者が交流を図った。アンケートの結果はおおむね好評で、次回も期待できそうだ。