大阪ベイタワー、リテールゾーンが2020年に順次開業

JaIR編集部

 大阪ベイタワーは11月29日、大阪ベイエリアに位置する再開発施設「大阪ベイタワー」のリテールゾーンのリニューアルすると発表した。大阪ベイタワーは、オフィスや行政機能、生活利便サービスなどのデイリーニーズにはもちろん、ホテルや温浴施設などの観光モチベーションにも応えられるとうたう再開発施設。

 大阪ベイエリアは、海遊館やユニバーサル・スタジオ・ジャパンがあり、2025年には「大阪・関西万博」が開催されるので、IR候補地としても注目を集めている。JR桜島線、京阪中之島線、地下鉄中央線では延伸計画が実施されており、舞洲や夢洲へのアクセスが向上する予定という。大阪ベイエリアは、長く「負の遺産」として人が寄りつかなかったとされる。現在はまだ開発の途上で、交通インフラも含めてこの先の数年でどう変わるのか期待されているとのこと。

 大阪ベイタワーは、複合商業施設だった「ORC200」をリブランドして誕生。大阪の中心地の「キタ」「ミナミ」に次ぐ「ニシ」の創出を目指し、官民・地域と連携して2015年から複合商業施設の再生計画「Regeneration of OSAKA BAY TOWER」を推進している。2018年には460室のシティリゾートホテル「アートホテル大阪ベイタワー」、2019年には温泉型テーマパーク「空庭温泉 OSAKA BAY TOWER」を新たにオープンした。

 現在リニューアルしているリテールゾーンには、新規テナントを誘致。ボリュームゾーンである近隣住民やオフィスワーカーの立ち寄り頻度を強化することで、国内外の観光客はもちろん、多種多様な人々が交流する場所を目指すという。2020年から順次開業予定とのこと。

 

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