ラスベガス・サンズ、マリーナベイ・サンズの統合型リゾート施設を拡大

JaIR編集部

 ラスベガス・サンズは4月3日、シンガポールのマリーナベイ・サンズの拡大計画を発表した。アリーナやホテルタワー、MICE(Meeting、Incentive、Convention、Exhibitionの略称)施設を建設予定だという。

 アリーナは、1万5000人席を完備。シンガポールへの新規・リピーター両方の観光客の呼び込みの鍵になるとしている。最先端のデザインとテクノロジーを実現できるので、世界各国のトップエンターテイナーを呼び込めるという。プロダクション機能は、これまで東南アジアでツアーを実施していなかったパフォーマーにアピールできるとする。

 ホテルタワーは、約1000室を用意。屋上にはスカイルーフのプールと、有名レストランを建設する。タワーには料理や飲み物を提供するアトリウムやテラスのほかに、会議室や宴会場、展示場を完備。建物のデザインチームには、原型施設を設計したモシェ・サフディ氏や、AedasやGenslerなどの有名建築事務所が加わる予定だという。予算は現時点で約33億米ドルを想定しており、建設のタイムラインは未公開とのこと。

 同社会長兼CEOであるシェルドン・G・アデルソン氏は「マリーナベイ・サンズはシンガポール観光の象徴として、シンガポールのレジャー・ビジネスの観光産業において、期待を上回る成果を生み出しています。今回、シンガポール政府から継続的な開発援助をいただくことを大変光栄に思います。我々の施設は、シンガポールと当社に素晴らしい成功をもたらしており、今後より一層成長していくために拡大する予定です」と述べている。

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