スタジオ・シティ、ゲーミングの売上で第2四半期決算の営業総収入が増加

JaIR編集部

 メルコリゾーツ&エンターテインメントジャパンは7月24日、スタジオ・シティ・インターナショナル・ホールディングス(以下スタジオ・シティ)の、監査前の2019年第2四半期決算を発表した。

 2019年第2四半期の営業総収入は、前年同期の1億2530万米ドルに対し、1億4970万米ドルに増加。営業総収入増の要因は、ゲーミング関連サービスの提供における売上の増加によるものだが、ノンゲーミング売上の減少により一部相殺されているとのこと。

 ゲーミング関連サービスの提供による売上は、メルコリゾーツ&エンターテインメント・リミテッド(以下、メルコ)の子会社であり営業権を有するメルコリゾーツによるスタジオ・シティ・カジノの運営のための施設及び関連するサービスの提供により生じたものとしている。

 スタジオ・シティ・カジノの2019年と2018年の第2四半期における、ゲーミングに関する売上高は、それぞれ3億6180万米ドルと3億8100万米ドル。2019年第2四半期のスタジオ・シティのローリング・チップ・ボリュームは、前年同期の61億米ドルに対し31億米ドル。2019年第2四半期のローリングチップの還元率は、前年同期の2.66%に対し2.76%。ローリングチップの還元率の想定範囲は2.85%~3.15%。マスマーケット向けテーブルゲームの2019年第2四半期の売上高は8億7700万米ドルで、前年同期の8億1430万米ドルから増額している。

 マスマーケット向けテーブルゲームの売上比率は、前年同期の24.5%に対し、2019年第2四半期は全体の29.2%。ゲーム機による売上は、前年同期の6億1490万米ドルに対し、2019年第2四半期は6億3090万米ドル。ゲーム機の還元率は、前年同期の3.4%に対し、2019年第2四半期は3.2%となっている。2019年と2018年の第2四半期における、ゲーミングに関する売上高から控除されたゲーミング税とスタジオ・シティ・カジノの運営に関連して発生した費用の合計は、それぞれ2億6070万米ドルと3億1080万米ドル。

 2019年と2018年の第2四半期の売上高は、それぞれ1億110万米ドルと7020万米ドルで、これらはゲーミング税およびスタジオ・シティ・カジノの運営に関連して発生した費用が控除されている。

 スタジオ・シティのノンゲーミング売上高は、前年同期の5510万米ドルに対し、2019年第2四半期は4860万米ドル。2019年第2四半期の営業利益は2970万米ドルで、同年前期の1650万米ドルから79%の増加となっている。

 2019年第2四半期の調整後EBITDAは8250万米ドルとなり、前年同期の6070万米ドルに対し、36%の増加。

 純損失については、前年同期は2370万米ドルに対し、2019年第2四半期は440万米ドルとなった。2019年第2四半期は参加持分に帰属する純損失として130万米ドルを計上した。

 2019年第2四半期の純営業外費用合計は、支払利息3530万米ドルを含む3340万米ドル。減価償却費は2019年第2四半期には4460万米ドルで、うち80万米ドルは土地利用権の償却費用。

 2019年第2四半期のスタジオ・シティ・カジノのVIP向けゲーミング事業に関連するゲーミング関連サービスによる売上高は、前年同期の230万米ドルに対し、650万米ドルに増加している。