【海外版・4/14~4/20 IR記事まとめ】リゾート・ワールド・ラスベガス6月開業 マカオ、ステイケーション施策を開始 (2/2)

JaIR編集部


2021年4月15日(木)

【アメリカ】サンズ テキサス州でカジノへの支持を訴求する広告キャンペーン開始

Sands launches TV, radio ad campaign in Texas to build support for casinos
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/15/57243-sands-launches-tv-radio-ad-campaign-in-texas-to-build-support-for-casinos

ラスベガス・サンズは、テキサス州の4大都市であるダラス・フォートワース、ヒューストン、サンアントニオ、オースティンで広告を展開する予定だ。同社は、新しくTexas Destination Resort Alliance(テキサス・デスティネーション・リゾート・アライアンス)の旗印の下、この広告に資金を提供しており、4つのデスティネーション・リゾートとして、カジノライセンスを誘致する法案を支持する内容となる。


【マカオ・フィリピン】メルコ・リゾーツがマカオとフィリピンで初めて「RGチェック」認証を取得

Melco becomes first in Macau and the Philippines to receive the RG Check certification
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/15/57241-melco-becomes-first-in-macau-and-the-philippines-to-receive-the-rg-check-certification

メルコ・リゾーツ&エンターテインメントは、アルティラ・マカオ、シティ・オブ・ドリームズ・マカオ、スタジオ・シティ、シティ・オブ・ドリームズ・マニラを含む統合型リゾート・ポートフォリオ全体が、国際的な第三者責任ゲーミング認定となる、「RGチェック」認証をマカオとフィリピンで初めて達成したことを発表した。

RGチェックは、Responsible Gambling Council(責任あるギャンブル協議会)が開発した、世界で最も包括的かつ厳格な責任あるゲーミング認定プログラムとされている。既存の責任あるゲーミング規制の要件をすべて満たし、またはそれ以上になるように設計されており、有効期間は3年間となる。認定は、責任あるゲームの専門家で構成された独立委員会によって審査される。

■Responsible Gambling Council(責任あるギャンブル協議会)
https://www.responsiblegambling.org/


【マカオ】マカオ第1四半期のゲーミング税収は11.5億ドル(約1,240億円)、50%減

Macau 1Q gaming tax take US$1.15 bln, down 50pct
https://www.ggrasia.com/macau-1q-gaming-tax-take-us1-15-bln-down-50pct/

マカオの金融サービス局が発表したデータによると、マカオ政府は、2021年最初の3ヶ月間で、市内のゲーミング産業から91億7,000万マカオパタカ(約1,240億円)を税収した。前年同期比で50.4%減となった。

政府は、マカオのカジノのゲーミンググロス(GGR)に35%の税率で課税しているが、他の課税により実質的には39%の税率に引き上げられている。

なお、3月のGGRは83億1,000万マカオパタカ弱(約1,122億円弱)で、前年同月比58.0%増となった。3月31日までの3ヶ月間のカジノGGR総額は236.4億マカオパタカ(約3,192億円)で、前年同期の約304.9億マカオパタカ(約4,117億円)からは22.5%減少した。


【韓国】済州ラマダプラザ内カジノの閉鎖、済州島は8カジノのうち2軒の営業

Only 2 of 8 Jeju casinos now open as Gongzi Jeju shuts
https://www.ggrasia.com/only-2-of-8-jeju-casinos-now-open-as-gongzi-jeju-shuts/

GGRAsiaの取材によると、済州島の8つのカジノのうち2軒が営業中であるという。12月には4軒の営業が確認されていた。

なお営業を続けているのは、韓国証券取引所に上場しているパラダイス社が運営するパラダイスカジノ・チェジュ・グランドと、香港に上場しているランディング・インターナショナル・デベロップメントが運営するランディング・チェジュ・シンワ・ワールド・ホテルズ&リゾーツだ。

韓国の保健福祉省によると、韓国では1日の新規感染者が698人と報告されている。


2021年4月14日(水)

【ラスベガス】ネバダ州 シソラック州知事、6月1日までに100%キャパシティで再開する目標を設定

Nevada: Gov. Sisolak sets goal to reopen to 100% capacity by June 1
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/14/57230-nevada-gov-sisolak-sets-goal-to-reopen-to-100por_ciento-capacity-by-june-1

ネバダ州のスティーブ・シソラック知事は、ネバダ州が6月1日までに100%の収容能力で再開する目標を発表し、5月1日までに現行している州全体のソーシャルディスタンスにおける義務化を取りやめることを発表した。

カジノに関しては、ネバダ州ゲーミングコントロール委員会が、州内のゲーミング施設に対する権限を持ち続けることを州知事が確認している。現在、ゲーミングフロアの収容人数は50%に制限されているが、6月1日以降100%で営業となる可能性が高い。

火曜日に発表されたデータによると、ネバダ州のCovid-19検査陽性率は5%を超えた。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が推奨する5%には達しておらず、この8日間は上昇傾向にある。
ネバダ州は6月1日のビジネスキャパシティ100%回復をめざす Governor Sisolak 公式リリースより

【ラスベガス】コスモポリタンは、ワクチン接種が80%達成で100万ドル(約1.7億円)の報奨金

Cosmopolitan Las Vegas to pay $1M in bonuses if 80% of staff gets vaccinated
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/14/57220-cosmopolitan-las-vegas-to-pay-1m-in-bonuses-if-80por_ciento-of-staff-gets-vaccinated

コスモポリタン・ラスベガスは、5月1日までに自社スタッフ(およそ4,000名)の80%がワクチン接種した場合、総額100万ドル(約1.7億円)のボーナスを支払うと発表した。ワクチンを接種していない従業員には、無料のオンサイト・ワクチン接種クリニックの利用が推奨され、ワクチンを接種しないことを希望した従業員には、毎週検査が義務付けられる。


【ラスベガス】G2Eがサンズ・エキスポと協力して定員50%での開催を申請中

G2E working with Sands Expo to apply for up to 50% of fire code capacity
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/14/57229-g2e-working-with-sands-expo-to-apply-for-up-to-50por_ciento-of-fire-code-capacity

アメリカン・ゲーミング協会(AGA)とリード・エグジビションは、今年の10月4日から7日にラスベガスのサンズ・エキスポで開催されるG2Eについて、安全に招集するための計画を発表した。

今回の計画では、3月15日時点の規制が保たれる場合、施設の収容可能量の最大50%までの収容の承認申請をする。また、「G2E 2021を安全かつ成功裏に開催できないと判断した場合、リード・エグジビションとAGAは2021年6月1日までに対面でのイベントについてキャンセルを決定する」としている。また、オンライン参加も受け付ける方針も示した。


【マカオ】マカオのカジノ市場は潜在的なデジタル通貨に脅かされている

Macau casinos menaced by potential digital currency
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/14/57225-macau-casinos-menaced-by-potential-digital-currency

マカオ政府最高経営責任者のホー・ヤッシン氏は立法議会で、政府は仮想法定通貨の発行を規制するために法律を改正する予定であると述べた。また、政府は中国の中央銀行と協力して「デジタル通貨の発行の可能性を検討する」とも言及している。仮想通貨を開発する目的は、マネーロンダリング、脱税、テロ資金調達を減らすための効率性を高めることにあると、ホー氏は述べた。

カジノ業界のアナリストは、デジタル人民元の開始の可能性による影響を評価する詳細を必要としている。証券会社のサンフォード・バーンスタイン社は、ギャンブル・チップを購入する唯一の選択肢としてデジタル通貨の使用を義務付けることは、ジャンケット・システムを排除することであり、マカオのカジノにとってマイナスになる可能性があると述べた。

中国人民銀行(People‘s Bank of China)は、主要な中央銀行として初めて仮想通貨を発行しており、複数都市でデジタル人民元の試験運用を行っている。2022年2月に北京で開催される冬季オリンピックに向けて、この取り組みを国際的にアピールするため、今後より広範な展開が期待されている。


【マカオ】マカオ、地元民の滞在費補助 カジノリゾートを対象に

Macau subsidised staycation for locals covers casino resorts
https://www.ggrasia.com/macau-subsidised-staycation-for-locals-covers-casino-resorts/

マカオ政府観光局(MGTO)の発表によると、マカオ市民が地元のホテルに宿泊する際に200マカオパタカ(約2,702円)の補助金を支給する。1回の宿泊につき、2人までの予約で最大400マカオパタカ(約5,403円)の補助を受けることができる。マカオの住民は4月15日から、市内にある161カ所の認定旅行代理店で申し込みを通し、70以上のマカオのホテルやゲストハウスでの「ステイケーション」を利用できる。

これは「Stay, Dine and See Macao」という政府観光局のステイケーションを含む施策の一環で、今年の土日祝日を含む4月23日から12月31日までの間、マカオIDを所持するすべての宿泊者に適用される。

■Stay, Dine and See Macao
https://www.macaotourism.gov.mo/en/article/subsidies/macao-tour-hotel


【カンボジア】カンボジアのプノンペン 夜間外出禁止令が4月28日まで延長

Cambodia’s Phnom Penh curfew extended to April 28
https://www.ggrasia.com/cambodias-phnom-penh-curfew-extended-to-april-28/

カジノリゾート「ナガワールド」を擁するカンボジアの首都プノンペンでは、夜間外出禁止令が4月28日まで2週間延長された。感染症対策として4月1日に導入されたもので、当初4月14日までの予定であった。

プノンペンで唯一認可されているカジノ施設「ナガワールド」を運営するナガコープ社は、2月20日に11人の従業員からCovid-19陽性反応が出ており、業務を停止している。


<出典サイト>
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/

Yogonet
https://www.yogonet.com/international/

GGRAsia
http://www.ggrasia.com/