ウィン・リゾーツ、ボストン郊外にIR施設「アンコール・ボストンハーバー」をオープン

JaIR編集部

 ウィン・リゾーツは7月17日、ボストン郊外に統合型リゾート施設「アンコール・ボストンハーバー」をオープンしたと発表した。

 アンコール・ボストンハーバーは、約1万9500平方メートルのカジノ、15のレストランやラウンジ、671の客室とスイート、スパ、6エーカーのハーバーウォーク、花とアートの展示がある緑豊かなスペースなどを備える。総敷地面積は13万平方メートル。

 本施設が建っているのは、ローガン国際空港やボストン・レッドソックスの本拠地であるフェンウェイ・パーク、市内の主要な観光地や金融街から約8kmに位置するリゾート。

 ボストン都市圏は人口密度も高く、年間2000万人以上の観光客が訪れる。住民も観光客も鉄道、バス、フェリー、自動車などの交通ネットワークを利用しており、アンコール・ボストンハーバーとのシームレスな接続を確保するためには、既存の交通渋滞を緩和し、公共交通システムの改善や道路の整備などが必要だった。

 ウィン・リゾーツでは、アンコール・ボストンハーバーにアクセスしやすくするため、ハーバー沿いの主要な観光地への新しいフェリーサービスや、ボストンの地下鉄や通勤鉄道、ローガン国際空港、地域全体の市や町に接続するシャトルバスサービスなどを整備。

 道路と鉄道駅の改良のために合計7500万ドルを投資し、さらに追加で2億800万ドルを交通事業に投資する予定とのこと。水上交通とシャトルバスの運行、今後15年間の列車運行時間の延長支援など、継続的なサポートもしていくという。

 本リゾートはエンターテインメント地区として再開発中のエリアで、将来的にはショッピング施設、ホテル、劇場の建設なども計画されているとのこと。